2012年7月20日金曜日

「火星」のアーキタイプのシンクロはつづく!




ヒプノのレッスンの次の日、飯塚で「育児&育自」のワークがありました。
その時、自分のことをみなさんに少しお話しましたが、
ワークが続くと、私は、本当にたくさんの人と出会うことになりますが、
なにしろ、そのお一人お一人のお顔と名前を覚えるのがとても苦手で、
これは、今に始まったことではなく、以前教室でピアノを教えているときから、
そうだったというお話しをしたんです(笑)
以前教えていたピアノの生徒さんと、地下鉄の駅でばったり会っても、
その人の名前やどんな知り合いだったのか、思い出せなかったというお話です。

以前ピアノを教えていた生徒さんが、大学生になっていて、
地下鉄の駅で、ばったり会ったのですが、
その彼がだれなのか思いだせなかった私が、
口を空けたまま、言葉を探していると・・・
彼が「先生、僕のことわかってないでしょう!
僕は〇〇教室で、先生にピアノを教えてもらってました。」といってくれて、
やっと思い出したのでした。
でも、私の、人の名前と顔を覚えられない話しは、とても有名で、
彼のお母さんは、その音楽教室時代に、なんども私から
「はじめまして」といわれたそうです(爆)。
今度から名札付けていこうかって笑いながら話していたそうです。。。
本当に、お恥ずかしい話しで、みなさんに、ご迷惑をお掛けしています。

・・・という話しをワークで、みなさんにしたその日、
博多駅でその彼にばったりあったのです(爆)。
ビックリでした!
博多駅って、私にとっては、
とんでもない再会を演出してくれるところです。。。
本当に、信じられない!

「今日、あなたのことを話していたのよ。」というと
彼も「僕も今日、母と先生のこと、話していたんです。」と言って
「シンクロだね~。」と笑いあったのでした。
でも、今回も、はじめは彼のことをわかっていなかった私です。
彼は、もちろんそのことを、わかっていました(笑)。

その後、立ち話もなんだから、お茶でも飲もうということになって、
カフェで話すこと4時間、あっという間に時間がたって本当に素敵な
面白すぎる時間だった。。。
自分の教え子が、成長して、素敵になっているのって、何よりの喜びですよね。
それを、しみじみと感じた時間でした。

どうして、私のことをお母さんと話していたのか聴いてみると、
彼は、今人生の転機にさしかかっているらしく、
以前、大学生の彼とばったり会った時、同じようにお茶を飲みながら
私と話したことがずっと残っていて、やっぱり自分のやりたい仕事を
やってみようと、決心したのだそうです。

そのことを、今日、お母さんと話していたそうなのです。
ん~、いったい私はどんなことを彼に言ったのだろうと
その時、とても心配になってしまいました。
私は、話したことも、観たり聴いたりしたことも
すぐに忘れてしまうので、久しぶりの人と話すと
とてもとても大変なのです。

彼の悩みは、長い間、自分のやりたいことがはっきりしなかったこと
そして、今やっと何となくわかってきたこと。
もしかしたら、そういう気がするだけかもしれないとも言っていました。
自分のやりたいことが、わかってきたとき、
これから自分はどうしたらいいんだろうと考えたとか
恋愛のこととか、本当にいろんなことを話してくれました。

彼は、今33才で、前回私にあったのが、12年前(恐ろしい・・・)で
彼が21才のころ、自分の夢や就職で悩んでいた。。。
そして、今回も、自分のやりたいことと、
今やっている仕事の間でなやんでいる。

まあ、35才を境にした2~3年は、DEATHの時代とも言われていて
人生や自分のやってきたことに、とことん悩むときでもあります。。。
悩んだほうがいい時でもあると思う。

仕事については、結局、お父さんのやっている会社に就職して、
働いているんだけど、その仕事が自分の本当にやりたいことではないと思う。
そう思うと、やっぱりお父さんの会社では、仕事ができないと思った
ということだった。。。

お父さんの期待とかも、とてもわかるし、本当にお世話になってると
感謝してるけど、自分は自分の人生を歩きたいとおもったのだそうです。
そして、詳しく書けないけど、出生時から幼児期にかけてのトラウマとか
その他にもいろんなことがあって、その間で随分悩んだんだそう。。。

それで、悩みすぎて、欝のような感じになって、
いろんなことで自分がいっぱいになって、
7年間くらい付き合ってた彼女がいたんだけど
1年前に、別れてしまったそうです。。。。



ん???ちょっと待って???
これって誰かに似てない?
とんでもないシンクロだと私は思った。
こんなふうにして、問題を見せてくれるんだろうな~。
本当にありがたい話しだけど、ちょっとできすぎてないだろうか?
いえ、ひとり言です、気にしないでください。。。


彼の話をひと通り聴いた私は、
まず、彼の精神というか心が、あまりにも頑なになってしまっていること
そして、傷ついていること、そのために、自分でいろんなことを
感じられないようにしていることを、まずなんとかすることだと思った。
そうしないと、いろんなこと、考えられないと思う。。。

その次に、仕事のことに関しては、
もう少ししっかりしろ~という感じだった(爆)。
20代のころは、仕事を選んでる場合じゃない。
自分のところにやってくる仕事は、すべてお試しで
自分を育ててくれると思って
ありがたくやっていくのがいい。
30代のころは、やっと仕事の中で自分をみれるようになる時。
そのころに、みんな、自分はこれでいいんだろうか、
自分の人生ってなんなんだろうかと考える。
でも、とことん考えるといいと思う。

そして、悩んで決心して行動する、そのくり返しのような気がする。
失敗したと思っても、また考えなおして決心して行動する。
彼の場合、行動するということが、なかなかできないみたいだ。
考えすぎるんだと思う。
また、不安や恐怖をなかなか越えていけないという弱さがある。
それは、幼児期の複雑な体験からのこともあるのかもしれない。

トラウマって、自分で自分を越えて行くためにきっとあるのだろうと思う。
彼の場合、感性が特別だから、感じたり考えたりしている時間が長くて
行動できないのかもしれないな。
だけど、なんとか頑張って欲しい。
仕事って本当の自分が現れる大事なものだから。
それに、一番の学びの場だよね。

せっかく肉体をもって、この世に生まれてきたのなら
喜びをもって生きてほしい。
前回の、私のヒプノでの学びのように、
彼にも、ハートを通してあふれる愛を
心から学んでほしいと思った。。。

自分にとことん向き合いたいなら手伝うよ。
エッセンスセラピーやってみる?と話して
お茶しながら、突然セッションが始まった(笑)。

彼は、自分の気持ちというものが、自分でもよくわからない。
こっちを立てれば、こっちが立たず、それかといって
そのどちらが、自分の本当に望んでいることなのかも
わからないというものだった。

そして、いつも正しい答えを探している。。。
みんなが、いいという答えを探しているように思う。
いや、自分がこれでいいと思ったら、それがどんなに
他の人から見て、変だといわれたとしても
それでいいんだよね。
岡本太郎のように、生きて行けばいいんだよ。

正しい答えってあるんだろうか?
正しいって、もしあるのなら、
常識とかではなく、良心のあり方のような気がするけれど。
私は、高校から音楽高校へ行ったから、そこで、
答えはひとつじゃないということを教えられたし
自分でも感じてきた。
自分とまったくちがった表現をしても、認め合えたし
正しいという価値判断は、芸術には通用しない。

正しくあろうとして、恐れているものはなんだろうか?
人からどう思われているかとか、どう観られているかとか
何ていわれるだろうかとか・・・
そういうことを気にしてしまうのはどうしてだろうか?
自分が本当に、心のそこから喜びを感じられる空間とか
時間とかの体験を思い出してみるといい。
まわりのことなんか気にしないで。。。

みんな、そこに帰っていくといい。そこに答えがある。
大切に感じたり、愛する思いは、すべて自分の内なる世界
もう一人の本当の自分、聖なる存在と共鳴する。
だから、本当の自分と話しをすることがどんなに大切かがわかる。


どんな人でも、魂が喜びを感じる時や、ものや、人と過ごす時間や、
そのすべてのものとの出会った瞬間があるはずだ。
その出会ったときの感覚を思い出してほしい。
その時のことを、忘れてしまうといろんなことがわからなくなるんだよね。

大好きな人と出会った時の感覚とか、なにか感動する仕事に出会えた時の
自分の気持ちとか、こんなコトしている時の自分が好きだとか・・・
そんなこと・・・心や魂が喜ぶこと。
きっと、それが本当にやりたいことで、そういう時の自分のことを
無条件に喜んだり、支えたり、守ったりしてくれる人・・・
その人こそが、大切な人なんだと思う。

恋愛のことも、彼に聞かれたけど、私と彼の場合はもちろんちがうと思う。
でも、お互いに好きになったり、大切な存在になる人は、
たぶん出会った瞬間にお互いにわかると思う。
この、お互いに。。。というところが重要な気が私はしてる(笑)
生まれる前に、約束してきた魂どうしが再会する瞬間でもあるから、
お互いにわかるのは当たり前だよね。

彼女と別れたことが、本当に良かったのか悪かったのかなんて
考えるのはナンセンス。
もし、出会った瞬間の愛おしさや大切さを思い出せたなら
そのことを彼女に伝えるといい。。。
ただ、楽しい時間を一緒にすごすだけの人は、たくさんいるよね。
この人だっていう人は、人生の中で一人とか二人とかなんだと思う。
だから、大切にしないといけないと思う。

私は、彼との話しを通して、何度も自分自身を観ることができたし、
そして、明らかに、今までの自分と変わったと感じたのは、
エッセンスセッションをしている自分が
ヒプノで誘導している自分の感覚にとても近いと感じたことです。

話が長くなるので、詳しくは話しませんが、私は前回のヒプノの
レッスンで、はじめて、ヒプノを人にしたのです。
それも、とっても大変なテーマがあって、私にできるかな~と
不安になりながら、なんとか自分でもヒプノをやることができました。
そのときの、感覚に、彼とのセッションがとても似ていました。
エッセンスとヒプノ、お互いがとてもいい相乗効果を上げていると感じます。

最後に、今回彼が、最近聞いているイギリスのバンドで
この曲を聴くとなぜか私を思い出すという曲があるそうで(笑)
その曲をおしえてもらったので、ご紹介します。
彼との、音楽の話しは楽しいです。
12年前に合ったときは、クイーンやU2やラッセル・ワトソンの話しで
盛り上がりました。

今回、彼が紹介してくれたのは Kyteというイギリスのバンドの
Solsbury Hill という曲でした。彼はイギリスのバンドが好きらしい。。。
なんともいえない優しさにあふれている曲です。
あのため息のような歌い方は真似できないな~というと
あれは、ああいう声にできるのだそうです。
すごく笑われましたが、私にも可能らしい(笑)。
私が囁くような歌を今まで歌わなかったのは、マイクを使わなかったから
なんだろうな~と思いました。。。いつかKyteのような歌も歌ってみたい。
この曲の流れるような、漂うような、空間と時間が素敵だなあと思いました。



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